息をするように生活空間を浄化する
機能性壁材塗料

人の健康と安全を考え
環境改善を最大のテーマとして開発

シックハウス症候群、カビなどによる室内汚染等は世界的な規模で社会問題化しています。これらの環境問題の改善策のひとつとして、JSC総研では建材そのものにホタテ貝殻セラミックスの持つ機能を実装させることで、この問題を解決できないかという研究と開発を進めてきました。

ホタテの貝殻を粉砕し、特殊な方法で焼成した粉末を加工することで様々な分野で活用することが可能となったホタテ貝殻セラミックスは、有害な化学物質の分解・軽減のほか、抗菌、消臭、防虫などにも優れた効果を発揮する機能を有しています。

陶磁器質を含むセラミックは漆喰の材料としても知られ、消臭や除湿に優れていることからセラミック塗料の商品は多数開発されていますが、ホタテ貝殻セラミックスを塗料に使用することで、前述の機能に加え、調湿性、断熱性などにも効果が認められたことから、建築分野では大きな注目を集めています。

天然ホタテ貝殻セラミックス塗料の特徴

塗料材としてのメリット

ホタテ貝殻セラミックスには、湿気を吸収・放出する調湿機能があります。湿度が低い時には水分を放出し、湿度が高い時は水分を吸収します。雨が多い時期などにもうれしい効果で、結露の低減にも繋がります。

目新しいプロダクトですが、実はホタテの貝殻は古来から民間療法や除菌・洗浄などに使われていたもので、ホタテの貝殻セラミックスに含まれる水酸化カルシウムは、カビや菌の繁殖を抑える効果があります。

ホタテの貝殻には有害物質や二酸化炭素を吸収する効果があり、建材の接着剤などに含まれているホルムアルデヒドを吸着し無害化してくれる効果があります。また、不快な匂いを吸収する消臭効果や空気清浄効果もあます。

生活空間を浄化する

ホタテ貝殻セラミックス塗料の活用

ホタテ貝は主に東北・北海道地域で産出され、これらの地域の主要産業となっている一方、年間約21万トンの貝殻が廃棄物となり、処理の問題が生じています。これらの廃材を有効に利活用する手段として、ホタテ貝殻セラミックスの研究は大きな注目を集めており、自然の成分を使用した安心・安全な素材として様々な開発が進められています。

JSC総研では、この素材の持つ機能に早くから着目し、建材分野での新たなソリューションとして機能性塗料の開発に成功しました。

この新たなソリューションは、すでに多くのニーズに応え、市場を広げています。

  1. 0~1歳から小学校就学前までの多様な年齢の子どもが過ごす生活の場となり、特に保育室は、遊ぶ・勉強する・食事をする・お昼寝をするなど様々な用途で使用する部屋であり、天然素材から出来たホタテ貝殻セラミックス塗料は安心してお使いになれます。

  2. 家にいる時間の長い主婦や子供は、シックハウス症候群になりやすい傾向があります。赤ちゃんは特に化学物質に敏感で、大人の2倍もの化学物質を吸収してしまうと言われています。ホタテ貝殻セラミックスは、空気中に拡散された有害化学物質を吸着分解し、壁などの下地から放出される化学物質を封じ込める機能もあり、新築やリフォーム時におすすめします。

  3. 介護施設では、健康面でリスクを抱える高齢者への対策として生活空間の衛生には特に気を使っています。また健常であれば問題のないレベルの有害物質などの影響も顕著になりがちであることは言うまでもありません。一方、入居希望者は年々増加の一途をたどっており、受け入れのための施設を増やすことは急務ともなっています。これら施設の新築・増築に対し、健康面に配慮した建材のニーズは、今後ますます期待が高まることが想定されます。

八戸工業大学データ引用

有害化学物質の軽減効果実験

現在、500万人程度の人が病んでいると推定されるシックハウス症候群は、新築された住宅に入居したときに生ずる頭痛、吐き気、めまいなどの症状がでる低濃度中毒症状です。そのほとんどは存在する疾患に対して室内環境中の化学物質が悪化原因として作用していることがわかっています。

ホタテ貝殻セラミックスがホルムアルデヒドやVOCなどの有害化学物質を分解・軽減する機能を有することは検証実験により確認されています。左のグラフは、ホルムアルデヒドの減少率について検証した実験データで、容器内のホルムアルデヒド濃度を約1ppmに調整したのち、ホタテ貝殻セラミックスを塗布した試料を投入した後のホルムアルデヒド濃度を調べた結果、10分後、ほぼ0.2ppmに減少したことが確認されました。

カーボンニュートラル建材としての
社会的位置づけ

貝類の二酸化炭素固定

貝類は、海中に溶けた二酸化炭素を吸収し、光合成を行う植物性プランクトンを餌として、炭素、水素、酸素等の元素を取り込み成長します。最近の研究データから貝殻の44%は二酸化炭素を固定していると言われ、25万トンの貝殻は概ね11万トンの二酸化炭素を固定していることになります。杉の木1本は、年間14kgの二酸化炭素を吸収すると言われているので、25万トンの貝殻は約800万本の杉の木と同量の二酸化炭素を固定することになり、見逃すことのできない大切な環境資源と言えます。

こうした研究データから鑑み、二酸化炭素の固定効率が極めて高いホタテ貝を養殖することは、温暖化の原因となる二酸化炭素濃度の上昇を抑制する「カーボンニュートラル」社会に向けて、大きな貢献になるであろうことは疑いの余地もありません。

海の生物の炭素等の移動

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